2010.1.4 |
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| 万日の稽古を錬（れん）とす |
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斉藤一人さんのお弟子さん、遠藤忠夫氏の
ＣＤ講演の中から、感銘を受けた言葉より…
斉藤一人さんが、まだこんなに有名にならない前のこと。
お弟子さんたちが、喫茶店に集まって一人さんの話を聞いていた。
遠藤さんはその頃、ある大きい自動車教習所の教官だった。
当時、悩んでいることがあり、そのことを一人さんに相談した。
『私の上司に、毎朝「おはようございます」
と挨拶をするのですが、返事は「ん」、だけなのです。
他の人が挨拶すると、ちゃんと挨拶を返してくれているのに…
本当は、挨拶だけでなく、自分は自動二輪の教習の資格もあるので、
それもやりたいのですが、上司の推薦がなければできないのです。』
一人さんは、
『その上司に毎朝、満面の笑みで、
「おはようございます」と言ったあと
「感謝してます」と言ってみたら』とアドバイスしてくれた。
しかし、遠藤さんは即座に
「それは出来ません！」
だって、ぜんぜん感謝してないし、子供の頃から
「心にもないことを言っちゃダメ」といわれてましたから、と。
一人さんは、
「できるようになってから、
何かしようなんて、言ってたら、
１０年も２０年もかかっちゃうよ。
心で思ってなくても言えばいいんだよ」、と。
それで、意を決した遠藤さんは、次の日にその通り挨拶した。
すると、教官はなんと、「お！おはよう！」と答えてくれたのだ。
教習所に入ってはじめてのことだった。
それから、奇跡はまだ続く。
その日のお昼休みに、教官から呼ばれ、
「君は、二輪の資格を持っているね。
どうだ、もうそろそろ、やってみないか？」と。
そして、さらに、続けて、
「遠藤君、君今晩空いてないか？一杯やらないかね？」と。
『斉藤一人億万長者論』ＫＫロングセラーズ
〈斉藤一人さんと９人のお弟子さんの講演ＣＤより〉
このＣＤはもう何回か聞いていた。
しかし、「感謝してます」と言いなさいという、
この簡単なことが、なかなか言えない。
他にも一人さんには、
「天国言葉」を話す、という教えがある。
『天国言葉』
ついてる
うれしい 楽しい
感謝してます
しあわせ
ありがとう
ゆるします
まさに、小学生でもわかる簡単なことだ。
だが、このことを本気で実行している人がどれだけいるだろう。
我々は…
難しい理屈をこね、さも分かったふりをしていないだろうか？
できない理由を、いくつも、いくつもあげていないだろうか？
こんな恥ずかしいことは言えない、なんてカッコつけてないだろうか？
心にもないことは言えないなどと、それを言い訳にしてないだろうか？
人が成長するのにもっとも大切なことの一つは、素直であること。
それも、いい話を聞いたら、疑問も持たず、
即座に実行するような、超がつくほど、素直であること。
「億万長者論」の中にもあったが…
◎頭の上から、鳥のフンが落ちてきても、
即座に、「ツイてる！」
◎一般的にみて、とてもツイてないと思われることが起きても
「ツイてる」
◎コンビニで買い物した時や、飲食店で食べたり飲んだりした時、
店員さんに「ありがとう」
◎道路工事で交通整理している人には、「いつもご苦労さま」
◎デパートや高速道路のサービスエリアで、
トイレをお掃除してくれる人に「ありがとう」
◎会社では、「こんないい会社に入れてもらって、こんなに
いい上司と先輩にかこまれて、私はついてます！」
◎上司に注意されたら、「いいこと教えていただいて、感謝してます」
◎友人や家族にも、できるだけたくさん「ありがとう」
と、即座に言えることが訓練。
いい話を聞いても、ほとんどの人間はすぐに忘れる。
それを防止するためには、
心に響くＣＤは繰り返し、何百回となく聞くこと。
我々凡人は、忘れるのが当たり前。
だからこそ、忘れないための仕掛けが必要。
もう分かったら、かんべんして、と自分が
悲鳴を上げるくらい、繰り返す。
「千日の稽古を鍛（たん）とし、万日の稽古を錬（れん）とす」
とは、宮本武蔵の有名な言葉。
千日なら約３年。
一万日なら約３０年。
宮本武蔵は剣の修行だったが、我々は言葉の修行だ。
万日を修行するつもりで頑張りたい。 |
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