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2009.12.28

人生を深く生きるか、浅く生きるか

森信三先生の心に響く言葉より…

人生を深く生きるということは、
自分の悩みや苦しみの意味を深く噛みしめることによって、
かような苦しみは、必ずしも自分一人だけのものではなくて、
多くの人々が、ひとしく悩み苦しみつつあるのだ、
ということが分かるようになることではないかと思うのです。

これに反して、人生を浅く生きるとは、自分の苦しみや悩みを、
ただ自分一人だけが悩んでいるもののように考えて、
これを非常に仰山なことのように思い、そこからして、
ついには人を憎んだり怨んだりして、あげくの果てには、
自暴自棄にも陥るわけです。

これはちょうど、あの河の水が、浅瀬において波立ち騒ぐにも
似ているとも言えましょう。

広い世間には、自分と同じような苦しみに悩んでいる人が、
いかに多いかということがしだいに分かり出してきて、
さらに、それらの人々の悩みや苦しみに比べれば、
自分の現在の苦しみ如きは、
それほど大したものでもなかったということが、
分かり出してくるのです。

物事をとにかく自己中心的に、
ただ自分だけのことしか考えない生活だったのは、
実は狭くて浅い生きかただと気付くということです。

お目出たいと言えば、実にお目出たい生き方だったわけです。

他人の気持が分からぬというのは、
その人のお目出たさを語る何よりの証拠です。

人生を深く生きるということは、かような意味でのお目出たさから、
脱却する道と言ってもいいでしょう。

すなわちそれは、常に人々の心持を考えて、
人々に対する察しを忘れぬということです。

『修身教授録』致知出版

「人の気持が分からない生き方」は、「お目出たい生き方」
というのは、なんとも心に深く突きささる言葉だ。

昨今の世間を騒がせる事件は、この「自己中心的」
であることにつきるような気がする。

自分さえよければいい。
自分が世界で一番不幸だ。
自分が死にたかったから、人を巻き添えにした。

自分だけが、悲劇の主人公ではない。
今この現在、地球上に住む68億の人口の中で
自分と同じ悩みや、苦しみを抱える人は、何万といる。

歴史をひもとけば、それは何億と増え、
それよりもっとひどい状態だった人は、その何倍もいるだろう。

人生の勉強とは、多分そういう真実を知ることだと思う。

つまり、深く生きる人は、「利他の心」で生き、
浅く生きる人は「自己中心的な心」で生きているともいえる。

常に、人の痛みや、苦しみを察する気持を忘れずに…

「お目出たい」といわれる生き方だけはしないようにしたい。



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