2009.12.15 |
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人生は自己満足 |
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一休.comの森正文社長の心に響く言葉より…
【人生は自己満足】
ごく普通のサラリーマンでしたが、
突然C型肝炎にかかり、入院することになりました。
父がこの病気で他界していましたから、
当然自分も死を意識したわけです。
二度の入院を含む4年間の闘病生活でした。
人生がスロットマシーンだとすると、
誰しも突然「7」が揃う瞬間がくるんですよね。
ただ、本人は「もっといい時期がある」と思って見逃してしまう。
私は株で損したり、あっさり辞表が通ったり、
状況がたまたま重なって起業することになった。
でも今振り返れれば、自分にとっては「7・7・7」のタイミングでした。
「人生は自己満足だ」と森氏は言う。
死を覚悟した闘病生活を経て、今まで持っていた不満が、
前向きな「開き直り」によって、
新しいものを生み出す原動力に転じたのである。
あるホテルマンに「銀座の高級の寿司屋だって、
残ったトロを一晩くらいは冷蔵庫にしまっていることもあるだろう。
でも、ホテルの部屋は今日一日が賞味期限で、
値段は高級寿司より高いんだ」と言われたのをよく覚えています。
そうか、これが究極の在庫か、とわかった。
オークションサイトの実績もあって
「高級ホテルの部屋を売らないか」と持ちかけられるようにもなり、
私はその「在庫」を探し回りました。
『ぶれない経営』ダイヤモンド社より
森氏は、たまたま辞表を出したら、
簡単に辞表が受け入れられてしまい、辞職することになった。
最初は、コンサルの業務を始めたが、
仕事はなく、時間とお金は減っていくばかり。
そして、ひょんなことからインターネットでオークションサイトを始めた。
しかし、追いかけるように、
数週間後にヤフーがオークションサイトをスタートした。
これは、何かに特化しなければ生き残れないと考え、
色々なところに営業をかけていくなかで、
偶然ホテルに行き当たった、という。
何かを始めなければ、次の展開はない。
動き、走り出した人だけが、見える世界がある。
たまたま、背中を押されただけかもしれない。
しかし、それをチャンスとして捉えるか、
ただのいつも起こる偶然の出来事だと思うのか、
それが運命の分かれ道だ。
色々な場面にぶつかり、ぶつかりしていくうちに、
宝の山にぶつかることもある。
何でも、まず、「やってみなはれ」の精神が大事だ。
死ぬときに、悔いなく、自分はよくやった、
と「自己満足」できるためには、
今、目の前の何かに、ぶつかっていくしかない。
挑戦しなければ、何も得られない。 |
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