2009.12.11 |
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ナポレオンが失望した話 |
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【もっとよい方法があるはず】
新しいアイデアほど
人の心を素早く閉ざすものはない。
「何ですって」とナポレオンが
蒸気汽船の発明者ロバート・フルトンに言った。
「貴殿は船を風や流れに逆らって
動かすって?
おまけに船底に鬼火を焚いて
それをやるって?
失礼させていただこう。
そんな馬鹿話を聞いている時間は
私にはないんだ」
何か方法があるはずだ
あらゆる商品
あらゆる手続き
あらゆる信念
あらゆる利益
あらゆる文章
またそれがたとえピザ一つでも
見つけるのだ!
君がしなければ、誰かにされてしまうだろう
『続・アメリカの心』学生社より
イギリスをのぞくヨーロッパの大半を征服した
大英雄のナポレオンでさえ間違いをおかす
知らず知らずに、新しいものを否定し、
現状を維持しようとする姿勢になってしまう
例えばとっぴなアイデアを一笑に付す
独創的で、冒険的な提案を拒否する
自分の理解を超えた意見は最後まで聞かない
進歩発展が失われたとき
現状維持の姿勢が出てくる
大ナポレオンでさえそうなのだ
もし人の話が
「飛んでもない」、「馬鹿ばかしい」と思ったら
今、現状維持の姿勢になっていないかを反省する必要がある
だから、逆に言えば…
新しい発明
風変わりなアイデア
突拍子もない意見
奇抜な新商品、を
一回や二回、提案したくらいで、採用になったり
それが世に出ることは皆無と言っていい
新しい商品を出したり
新規事業を立ち上げようとしたとき
「周りは皆、わかってくれない」
「現実的でないと、一笑に付された」、と思ったら
それが正常だと思うことだ
一度や二度のチャレンジはチャレンジとは言わない
自分がやらなければ、
きっと他の誰かにそれをやられてしまう
ナポレオンにも屈しないチャレンジが必要だ |
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