2009.12.9 |
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君の言うことは何でも聞く |
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一万店をこえる店舗視察をしている
伝説のコンサルタント大久保一彦氏の素敵な言葉から…
【君の言うことは何でも聞く】
私の友人に、フランスで料理の修業をしている人物がいる
彼は、以前勤めていた小さな店を1ツ星に昇格させた立役者だ
彼のこんなエピソードを紹介しよう
休みの日に、オーナーがたまたま店を訪れると
這いつくばって床を磨き上げる彼の姿があった
理由を尋ねると、短い間とは言え
ご縁をいただいたオーナーに恩返しをしたいと思い
きれいな厨房をさらに磨き上げようと思って掃除をしていたという
オーナーは感動し
「君の言うことならどんなことでも聞く」と言った
「本当は僕を雇わなくてもいいのに
お客さんのためといって雇ってくれてありがとう」
その恩返しに、床を磨く
それも、モップを使うのではなく、床に這いつくばって雑巾で磨く
「小さな飲食店が成功するための30の教え」日経BPより
為す無くして為す有る、之を誠と謂い
為す有りて為す無き、之を敬と謂う
ことさらに何かしてやろうという考えがある訳でもないのに
その人の手にかかるといつしか物事が片づいてしまうのが
「誠」である
また何か仕事をしても、如何にもしてやったりといった
跡を残さないのが「敬」である
いわゆるスタンドプレーはしないということで
人前にしゃしゃり出て実力以上に自分を売り出す不様さは
誠でも敬でもない
佐藤一斎「南洲手抄言志録101ヵ条」を読む
致知出版より
いかにも何かしてやった、とか
私が言ったからできたのだ、とか
これみよがしにするのはあまりに不様(ぶざま)だ
そこには、真心や誠が感じられない
人の見えないところ、わからないところで
積む、誠の行為が人の心を打つ
誰かを喜ばすことも世のため人のための行為も
感謝と
誠意と
尊敬の念で淡々と、人知れず、慎み深く行いたい |
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