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2009.12.1

発憤忘食(はっぷんぼうしょく)

『憤(ふん)の一字は、これ進学の機関なり
舜何人(しゅんなにびと)ぞや
予(われ)何人ぞやとは、まさにこれ憤なり』

「発憤するということは、学問を進めるためには
最も肝要なことである
孔子の最高の弟子といわれた顔淵(がんえん)が
舜(中国古代、理想の帝王といわれた聖人)も
自分も同じ人間ではないか
なろうという志さえ立てれば舜のような人間になれる
といったのもまさに発憤ということになる」

単身、創業し成功した人、40人ほどと対談したことがある
いずれも、発憤の動機といえる話を聞くことができたが
その多くは「恥」を原動力としている向きが多かった
己の恥を知ることが発憤の動機になっている
学歴のないこと、事業に失敗したこと、資金に乏しいことなど
人それぞれに違っていたが、多くが、
自分の足らないことを動機としている
「言志四録をよむ」(井原隆一)プレジデント社より

孔子の有名な言葉に
「発憤忘食」(はっぷんぼうしょく)がある

憤(いきどお)りを発しては食を忘れることだが
出典は論語の述而(じゅつじ)

葉公は、「孔子とはどのような人物か」
と孔子の弟子の子路(しろ)に尋ねたが
子路は何も答えられなかった

それを聞いた孔子は、子路に
「お前は何故こう答えてくれなかったのか」

「孔子は、憤慨したり、発憤したり
感激して、食事をとるのも忘れる人だ
また、道を究めることを楽しんでは、
憂いを忘れ、年を取ることも忘れている人だ」
と言った

孔子というと、謹厳実直の士のように思われるが
孔子こそ、激情の人であった

現代は、クールでスマートな人がもてはやされる
しかし、何かことを成すときは、
「激」や「憤」がなければ、人は起爆しない

己の恥や、失敗、いじめられたことなどを
発憤の動機にできるか

逆に、それを、怒りや、非難や、恨(うら)みとして
他人に向けるかは、紙一重の違いだ

我々は
発憤忘食の気概を常に持ち、毎日を過ごしたい



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