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2009.11.23

日知(ひじ)り

医者から春日大社の宮司となった
異色の人、葉室 ョ昭(はむろ よりあき)氏の
素敵な言葉の中から…

【日知り(ひじり)】

聖人というと人格的に悟りを開いた人で
そういう人は立派であると考えますね
しかし、それはあくまでも中国的な考え方です

日本人は「ひじり」という言葉に
聖人という漢字をあてはめたのであり

この「ひじり」というのは「日知り」ということで
日を知っている人
つまり真実の時代の流れが分かる人という意味です

その典型的な例が、バブルが崩壊したことでしょう
みんな知識で儲かるというから、それに浮かれた

しかし、日知りの人は
もうすぐバブルが崩壊するという気配をキャッチしていた
そうすると、それに対する準備をしている

とりわけ現代の日本人には
この「日知り」の人がいなくなってしまった

近頃はいくぶん景気が上向いてきたといっていますが
不景気のなかにもいいことはたくさん流れています

悪いことだけではなくて、いいことがたくさんあります
いまでもそれをつかまえて、不景気を利用して発展してきた企業というのは
いくらでもあります

これが日知りです

神さまはこの世の中に悪というのはつくっておられない
それを悪と見るか善と見るかは、その人の捉え方です

「神道と<うつくしび>」春秋社より

『桐一葉(きりひとは)落ちて 天下の秋を知る』

とは、秀吉の晩年には、重用されて羽柴姓まで与えれた
片桐且元(かたぎり かつもと)が
秀吉の死後、疎んじられたとき、豊臣政権の滅亡を察知し
この句を読んだ

枯葉が、たった一枚落ちたのを見て、秋の気配を知る

文明が発達し、進めば進むほど
我々は、何かに頼り、感覚や感性が鈍くなっている

車に乗ればカーナビに頼り、道を忘れ
テレビでニュースを見て、コメンテーターの言葉に影響される

自ら考えることをしなくなり、ますますカンが磨かれなくなり

人に頼り、独自の道を行くことをしない

皆と、一緒に行けば怖くないからだ

「人の行く 裏に道あり 花の山」
という相場の格言の通り

あえて、人と違う道を行ったときにこそ
大きな可能性があり、宝が眠っている

不景気のときは、すべての人が儲かっていない訳ではない
大儲けをしている人も必ずいる

だれもが、漆黒の闇夜(やみよ)だと思っているとき
そこに、ひと筋の希望の灯りを見つけ出せる人がいる

どんな事象にも
裏もあれば、表もある
上があれば、下もあるものだ

固定した見かたしかできない人は、世の流れにながされるだけだ

日知りの人は、周囲がなんと言おうと、自ら体感できる人

暦ではまだ冬だが、「もうすぐ春が来る」と感じることができる人

我々は、もっと野生の感性を取り戻さなければならない

そして、
季節を
日を
時を、感じられる、日知りの人となりたい

「雪がとけたら何になる?」との問いに
「春になる」と答えた子供のように…



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