2009.11.19 |
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人蕩(じんとう)の極意 |
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願望達成法で有名な無能唱元師の心に残る言葉から…
《人蕩(じんとう)の極意》
「魅(み)は与(よ)によって生(しょう)じ求(ぐ)によって滅(めっ)す」
人蕩の極意は簡単です
「与えればよい」
答えは恐ろしく単純です
すなわち
あなたが他人に何かを与えれば
あなたに「魅(ひ)きつける力」は生じ
あなたが他人から何かを取ろうとすれば
その力は即座に消えてしまうのであります
『人蕩(ひとたら)し術』日本経営合理化協会より
無能師は、「人蕩し」とは
人を「蕩然(とうぜん)とした気分」
にすることだといいます
蕩然とは、他人によってよい気分にさせられる
いわば催眠状態にあることです
その人蕩しの極意が、魅力です
【魅は与によって生じ 求によって滅す】
魅力は人に与えることで生まれ
人から求めること、奪うことで消失します
人に与えるものはお金や物といった物質
そして
満足感、充足感といった心
心とは…
笑顔
相手を和ませる態度
温かで、やさしい気配り
元気付けられ、勇気付けられる言葉
感謝の言葉
しかし、反対に人から求められて嫌なものは
お金であり、物です
いつも、お金や物を要求されたら
魅力を感じなくなるのは当然です
もう一つは心です
暗い表情や、怒った顔
冷たくて、気配りのない言葉
相手を傷つけ、元気をなくす言葉
不平不満
グチ・泣きごと
悪口・文句
これらを発すれば
相手の気分が悪くなります
逆に言えば、相手から「いい気分」を奪い
魅力がどんどん薄れ
人が離れていくのは当然です
無能師が、よく紹介する「人蕩し」の名人が太閤秀吉です
部下への驚くほどきっぷのよい、お金や恩賞の配り方
同僚や上司への、嫌われないための徹底した気配り
師が強調する一番大事なことは自らの「幸福感」
自分の心が幸福感であふれていないと
人に余裕をもって何かを与えることはできません
幸福感がないと…
人の話を聞くことができない
人に嫉妬してしまう
潜在的に、悩みや恐怖心を持つ
相手を攻撃したり、謝らせたりする
上から物をいう態度になる
威張る
自分に重要感を持てないから
自分は偉いんだ、価値がある人間だ
と人に認めさせようとするのです
自己重要感
すなわち自分に自信やプライドがあれば
余裕が出てきます
しかし、気をつけなければいけないのは
自信や、プライドは絶対に
人に見せてはいけないことです
人に見せたとたん、鼻持ちならない人間になる
常に、自分に「幸福感」を充電し、自己重要感を高め
人に、何かを「与え続けられる人」になれたら素敵です |
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