2009.11.18 国難襲来す 【国難襲来（こくなんしゅうらい）す】 藤田東湖が吉田松陰に贈った言葉 「国難襲来す。国家の大事といえども深憂（しんゆう）するに足らず 深憂とすべきは人心の正気の足らざるにあり」と 気力と気迫、これがすなわち藤田東湖の言う正気である 良寛も言う 「苦しいときは苦しむがよき候 悲しいときは悲しむがよき候 死ぬるときは死ぬるがよき候 これ苦節を避ける妙法にて候」と 苦しいときには苦しさの中に入れ そこから逃げている限り、苦しみがつきまとう 勝海舟は事あるごとに「じたばたするねえ」と一喝したという 浮き足立つんじゃねえぞ 正しい気力と気迫がありさえすれば 怖いものなんかないんだ ということである （行徳哲男師の言葉より） 国難は個人でいえば、大災難あるいは最大のピンチ しかし、それは心配しなくてもよい、というのだ 心配しなければいけないのは、気力と気迫がなえてしまった時 「気」がなければすべては始まらない 元気 勇気 陽気 本気 根気 気合 やる気 そして、気力と気迫 気が病（やまい）になると「病気」になる 本気になると 世界が変わってくる 自分が変わってくる 変わってこなかったら まだ本気になっていない証拠だ 本気な恋 本気な仕事 ああ 人間一度 こいつを つかまえないことには （坂村真民・『本気』より） 何か、事あったとき 我々は、逃げ出さず 勝とうが、負けようが 成功しようが、失敗しようが 気力と気迫で 一度、本気で立ち向かうことが必要だ じたばたしたって始まらない 自らの「本気」をつかまえたい 人の心に灯をともす　一覧へ戻る