2009.11.10 |
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勝手にテコ入れ |
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心と発想が豊かになる本がある
それは「考えないヒント」
(幻冬舎新書)
小山薫堂さんの本だ
その中には…
【何か面白いことないかな】
何か儲かることないかな、ではなくて
面白いことを探すならいくらでも考えが浮かぶ
どうすれば日常が面白くなるか
日常の楽しさを加速させたり
際立たせるための作戦の一つ一つが
色々な企画のコンテンツとなる
こうやったら面白い
こうやったら話題になる
と常に考える
【「勝手にテコ入れ」トレーニング】
日々目に入るあらゆるものに
勝手にテコ入れする
レストランでメニューを見たとき
自分だったらこんなメニューは出さないのに、とか
こんな書き方はしないのに、とか考える
その店にぴったりのメニューを考えて
お客さんへの紹介の仕方や
雑誌への売り込みの仕方まで考える
まあ、大きなお世話だけど…
【まず身近な人間を喜ばせてみる】
僕の事務所はサプライズがいっぱいで
事務所のスタッフの誕生日は
毎年必ずサプライズでお祝いする
こういうことになると、仕事と同じくらいの情熱を傾ける
忙しい中で遊ぶからこそ楽しい
忙しさのなかから遊びを見つけるということはすごく大事
周りのリアクションは
アイデアを生み出すための一番の栄養になる
【発想の原点は誕生日プレゼント】
人の誕生日をどうやってお祝いしようか
何をあげたら喜んでくれるだろうと
誕生日プレゼントは人を喜ばせるための
最も身近な手段
【アイデア体質の作り方】
東京で一番遅くまで営業している銭湯の稲荷湯は
とにかく清潔、そこらじゅうが磨き上げられている
お風呂の水も井戸でくみ上げ、薪で焚く
桶も木でできていて、一年に一度正月に新しくする
それは、亡くなったおじいちゃんが
言っていたことを守っているから…
「人様からお金をいただく以上は感動させなきゃいけない」
他には、深夜2時の絶品ピザの店とか
元格闘技家のやっている激辛のカレーの店とか
そういう変な店を知っていると話のきっかけがつかめるし
「じゃあ今度みんなでそこに行こう」
というのが一つのイベントになる
《考えないヒント》より
この本の副題は
アイデアはこうして生まれる
小山薫堂さんの発想の根本を流れているものは
「人を喜ばせること」
どうやったら…
もっと面白くできるか
驚かすことができるか
楽しませることができるか
感動してもらえるか
自分も楽しみ、人にも喜んでもらうことこそが人生の醍醐味だ
おもしろきこともなき世をおもしろく
すみなすものは心なりけり
有名な高杉晋作の辞世の句
晋作は上の句を詠み29歳の生を終えた
下の句は最後を看取った望東尼のもの
面白くするものも、つまらなくするのも
自分の心次第だ |
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