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2009.11.4

かけた情けは水に流す

石川洋氏の素敵な言葉から

《よいことをして忘れること》

佛教に「忘行」という戒(いまし)めがある

他のために尽くして忘れるということは、難しいことであるが
釈尊は忘れて初めて、よいことになるのであると、教示されている

「かけた情けは水に流し、受けた恩は石に刻もう」
という道歌を知り、身に沁みるものがあった

受けた恩を石に刻んで、感謝の心を養っていけば
自ずから“させていただいて有難う”という心が生まれてくる

「心の杖ことば 笑顔開運」(ぱるす出版)

達磨大師の有名な言葉に「無功徳(むくどく)」がある

仏教に深く帰依し、崇敬していた中国の梁(りょう)の武帝は
時の有名な高僧、達磨大師を宮中に招き質問した

「朕(ちん)、寺を建て、僧を度(ど)す。何の功徳(くどく)あるか」
(私は、寺を建て、寄付をし、僧侶によくした
どのような功徳があるだろうか)

達磨大師答えて曰く
「並びにて無功徳」
(どれもこれも功徳にはなりません)

功徳すなわち、御利益(ごりやく)欲しさに、善行を施すなら
全ては帳消しになる

我々は、誰かに「何かしてやったこと」は小さなことでもよく覚えているが
「してもらったこと」はすぐに忘れてしまう

「誰かに、プレゼントをあげた」
しかし、お礼を言われなかった

「誰かに、親切にアドバイスした」
しかし、終わってから報告がなかった

「誰かに、ちょっとご馳走した」
しかし、お礼がなかった

「丁寧なメールを出した」
しかし、返信がなかった

何かを誰かに
「してやった」
「やってあげた」…

ほんとうは、勝手に自分がやっているだけ

どんなに、よいことをしても
相手に見返りを求めたら、全ては台無しになる

しかし逆に、受けた恩はどんなに些細なことでも忘れずにいることが
謙虚さと感謝心を養うことになる

禅はめだつこと、きわだつことを戒める

善行は、人知れず、こっそりと、積むことだ

「かけた情けは水に流し、受けた恩は石に刻む」

忘行の戒めを守り感謝の人生を歩みたい



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