2009.10.13 |
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仕事は楽しいかね? |
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「仕事は楽しいかね?」
(きこ書房)
という大好きな本がある
その中の素敵な言葉から
■人生とはくだらないことが一つ
また一つと続いていくのではない
一つのくだらないことが
「何度も」繰り返されていく
■目標とはただ一つ
“明日は今日と違う自分になる”
■毎日変わっていく
ただひたすらより良くなろうとすること
それも一日も欠かさずに
■“最初に陸にあがった魚は
長期にわたる目標を持っていただろうか?”
いつの日か、足を使って歩く魚になろう、とか
車に乗ってショッピングしたいと考えただろうか
“成功した人はみんな
人生のある時点で仕事に対する目標を変えた人たちだ”
■“大事なのは遊び感覚
いろいろやって、成り行きを見守ること”
《ホーソン効果》
ホーソンという名前の工場の生産高は、
どんな変化が原因で増減するのかを突き止めるリサーチをした
まず、明かりが多くなれば生産性があがるという実験をした
しかし、驚くべきことに、照明を元の明るさに戻しても
生産性は落ちなかった
再度、明るさを3倍にする実験グループと
ずっと同じ明るさの非実験グループに分けてもう一度実験をした
結果は両方とも生産性が飛躍的に伸びた
すっかり困惑したリサーチした人は、次に
コーヒーブレイクの実験をした
しかし、休憩時間の長短に関わらず
このグループの生産性が30%あがった
それは休憩時間がゼロでも同じだった
結論は…
実験をするということで
誰かに見られ注目を浴びた
人は誰かに認められ
新しいことを試すことが大好きだ
“大事なことは、あらゆるものを変え、さらにもう一度変える”
《サンフランシスコの紳士服店の話》
その紳士服の店の経営状態は
ほとんど赤字になるくらい傾いていた
最後に、あるコンサルタントに相談し
それで駄目だったら
オーナーは店をたたもうと思った
条件はお金をかけないこと
そのコンサルタントはこんな助言をした
@店の中のあるあらゆる商品を並べ替えること
A開店時間を10時から、朝7時半に変えること
B熱帯魚の入った大きな水槽を買うこと
およそ、常識はずれの助言だと思ったが
それを半信半疑で実行したら何と売上は30%も上がった
あとで、その助言の理由を聞くと
店の前は人通りが多い
店の中に大きな水槽があれば歩きながら皆きっと目をとめるだろう
何故、水槽か?
『水槽を置いている紳士服の店なんて、見たことがないから!』
つまり他と違う店になるためだけに、変わったことをした
しかし、そのお陰で店員達もすごく創造的になった
例えば、水槽にはしごをもたせてその上にマネキンを置いたり
まるでマネキンが魚を食べているかのように…
全ての商品を並び替えるのは
店の中を全然違ったように見せるため
まったく同じ商品でも、違う場所に置きなおしたら
客には新しい商品が入ったように見えるのだ
最後に、店を早く開けるのは
出勤途中のビジネスマンがその日の重要な会議のために
これだ!と思うようなネクタイに目をとめたり
厚手のコートや傘が急に必要になる場合を狙ったものだった
客は店で何かがおきているぞ、と確かめたくなったのだ
そして店員たちも、自分達は実験の重要な要素だと感じ
そこにホーソン効果がもたらされた
結果、ホーソンの実験と同じ売上30%という伸び
できることはどんどん変える
皆が変わったと気づくくらいに何でも変える
好奇心を旺盛にすること
実験が好きな人だと評判になったら
まわりからアイデアを持ってきてくれるようになる
新しいアイデアというのは
新しい場所に置かれた古いアイデアなのだ
この本「仕事は楽しいかね」は
シカゴの空港が大雪で閉じ込められてしまって
飛行機が出なくなってしまった26時間のできごとを物語にしてある
事業に大成功した老人とそこで出会った
失敗続きのビジネスマンとの不思議なやりとりが書いてある
その老人マックスの第一声が
「仕事は楽しいかね?」
事業とは最適だと思われる選択をしても
10の内、9は失敗する
成功する確率は、たったの10%
だから、常に何度も試し、数多く実験し
毎日、毎日、新たなアイデアを持って
挑戦し続けなければならない
仕事は楽しいかね?
ハッとする質問だ
楽しんで仕事をするために
日々、生まれ変わり実践し
昨日とは違うワクワクする自分でありたい |
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