2009.9.15 |
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文句があるなら自分の手に言え |
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父は私たち子供がチョコレートを選ぶ際絶対に取替えを許さなかった。
『お前はいま、掴んだじゃないか。文句を言うなら自分の手に言え』
(向田邦子「無名仮名人名簿」)
人生は取捨選択の連続だ。
受験、就職、結婚…
さまざまな可能性の中からひとつの学校、ひとつの会社
そして、一人の伴りょを選ぶのは難しいし決断力もいる
しかし、ひとつしかない体
役者のように多くの人生を演じ分けるわけにはいかない
成田離婚、高校中退と
人生の蹉跌(さてつ)に遭遇した人たちの話が話題になる
選択が誤っていたら早々とやりなおすのもいいが
自分が選択した境遇で
もう少し踏ん張ってみる必要もあるのではないか
一度は「結婚をしてもいい」と考えた相手である
偏差値によって割り振られたのかもしれないが
一時は入学を決意した学校である
就職だってそうだ
縁あって入社した以上は不満があろうと
”袖(そで)振り合う”
努力が必要だ
全体に一つの人生を選択したらそれを貫いてみようという
気迫に欠ける
不満があれば、
「自分の手」に言う姿勢も必要である
(何年も前の新聞コラムより)
自分の出身高校や出身大学
今働いている会社を悪くいう人がいる
面接をすると、
前に働いていた会社を悪く言う人がいる
そういう人は採用したくない
今いる会社、
今までお世話になった会社に感謝の念が無い人には
否定的な人が多いからだ
きっと、どの会社に入ってもまた文句をいうだろう
どんなに人がすすめた会社や学校であっても
最後に入ることを決めたのは自分だ
人のせいにする人は悲しい
自立した大人の自分でありたい
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