2009.8.30 |
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汝(なんじ)が道を往(ゆ)け |
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われわれ現代人は人に見せる自分をつくりすぎる。
人がどう見ているかのほうが、自分が自分で生きることをよりも大事になってしまっている。
ダンテは「神曲」の中でこう言っている。
『汝(なんじ)が道を往(ゆ)け、しかして人の語るに任せよ』
何より大切なのは、私は私の道を往くこと。
人が私に何を言おうがそれは語る人に任せておけばいい。
私が私として生きていない人間は、人が人であることを大事にはしない。
(行徳哲男)
現代人は、人にどう思われるかを気にしすぎる。
人に非難されることを恐れるからだ。
人と違うことをして村八分になるのを怖がる。
しかし、偉大な芸術家や経営者は常に、独創的であり、人と違うことをやってきた。
人と差別化されたことをするからこそ生き延びられた。
頭一つ抜きん出る人は叩かれる。
成功したり、有名になれば嫉妬される。
しかし、自分の人生は自分しか歩めない。
人生は一度きりだ。
非難されようが、嫉妬されようが、己の信じた道を往く
そして後は
人の語るに任せることだ |
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