2009.8.26 |
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もし君がときに 落胆することがあったら |
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もし君がときに
落胆することがあったら
この男のことを考えてごらん
小学校を中退した
田舎の雑貨屋を営んだ
破産した
借金を返すのに十五年かかった
妻をめとった
不幸な結婚だった
下院に立候補
二回落選
上院に立候補
二回落選
歴史に残る演説をぶった
が聴衆は無関心
新聞には毎日たたかれ
国の半分からは嫌われた
こんな有様にもかかわらず
想像してほしい
世界中いたるところの
どんなに多くの人々が
この不器用な
ぶさいくな
むっつり者に
啓発されたことかを
その男は自分の名前を
いとも簡単にサインしていた
A・リンカーン、と
…これで君の気分は楽になるだろう…
ユナイテッド・テクノロジー社編
『アメリカの心』(学生社刊)
今から、30年も前の
大ベストセラーの中の一節だ
22歳で事業に失敗し
郵便局員、測量士、弁護士と
様々な職業を転々とする
一時は神経症にもなった
数々の挫折と失敗を繰りかえし
51歳で第16代アメリカ大統領となった
失敗ができる人は
何かにチャレンジした人だけに
与えられた特権だ
何事も静観し傍観する人は
失敗することもないが成功もない
挑戦という行動がなければ結果もない
頭で考え、理屈で考えると
行動が鈍くなる
何度失敗しても
成功するまで止めなければ
最後は成功しかない
冒険的な人間は失敗を恐れない
我々はいくつになっても
冒険心を忘れてはいけない
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